この町は、きょうもあなたがいるから廻っている。
第一話「山椒魚町四丁目河童三番地の暮らし」
親に反対された哲学科へ入学した二年目の夏。
湖径<こみち>は、実家からの仕送りを止められ〝家を継いで畑を耕すか、家を継いでお米を植えるか〟の選択を迫られた。
しかし、彼は第三として、自身の独立を宣言。
第三の選択戦線の総合司令本部として、激安家賃の長屋に引っ越してきたのだが………。
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